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予防接種

関空の職員や乗客が麻疹を発生して連日麻疹に対する報道がされています。

麻疹は一度感染することで抗体が出来て再び感染する事はあまりありません。それをワクチンで人工的に感染したのと同じように抗体をつけるのが予防接種です。
中高齢者では子供の時に麻疹が流行っていて一度かかっている事が多いのですが、ワクチンを接種しだしてからはあまり流行らなくなって殆ど見かけなくなりました。
抗体も年齢を重ねるごとに徐々に下がっていくので、以前なら周りに麻疹の人がいて再び抗体が増える機会が今は無くなっています。
特に一回しか予防接種を受けられなかった年代の人では感染しやすくなっています。
1000人に一人ぐらい亡くなる方もおられますので、決して安心してよい病気ではありません。

感染症が流行していると報道がなされると急に不安になって問い合わせてこられる方が増えます。
ワクチンの生産は急に増やす事ができませんので、数が足らなくなります。
テレビ番組のワイドショーなどである食べ物が身体にいいとか癌に効くとかのコメントがあった翌日からスーパーでその食べ物が無くなるのと似た現象です。
本心としては予防接種をして欲しい人全員にうってあげたいのは山々です。
しかし、数が限られてくると本当に必要な人を優先していくしかありません。
抗体が十分あれば、接種を行う必要は当然ありません。
ただ、抗体をもっているから予防接種の副作用が余計に出るという事はありません。

以前に風疹が流行った時の事ですがその時もワクチンが入荷困難になっていました。
風疹自体は麻疹に比べると重症さも生命の危険も少ない病気です。
ただ、妊娠中に風疹にかかると胎児に奇形や心臓疾患、難聴を起こす可能性がかなり高くなります。
その為に、妊娠して子供を産む予定のある女性と妊婦にうつさないためにその配偶者にたいして風疹ワクチンを接種することが推奨されて行政から補助すようにされました。
その時も必要性を考えて抗体検査を先にするようにしておりました。
40代の母親と18歳の娘さんが風疹のワクチンを打ってほしいと来られました。
母親の方は子供を妊娠した時に抗体が無かったと言われておりました。
ただ、風疹はある時期まで女性にだけ一回だけしか定期接種で無かった事もあり数年に一度流行する事もあったのでその間に接触して抗体がついている可能性もあり体検査をまずしてもらうようにお願いをしました。血液検査をする前にはちゃんと聴診等で診察を行っております。一旦、抗体検査を行う事を了承されて採血を行って検査会社に出しました。後でどうしても納得がいかないと電話がかかってきました。
必要な方を優先するために検査をしてもらっている事を再度説明しましたが、「ワクチンが余っているときは、検査せずにばんばんうっているのだろう。娘も私もいますぐ妊娠して子供を産むかもしれない。」と理解が得られないため検査代と診察代を返却しました。(当然、検査代は検査会社に出しているので当院の損失になります。)
こちらの説明が相手に届かなかったのは不徳のいたすところで反省しております。

副反応を心配されて定期接種をさせない親御さまがおられますが、長い目で見ると受けておいた方が後で後悔しなくてすむかもしれません。


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